「もう連絡も取らないし、もう会わない」

彼は別れる際に「こまゆちゃんは面白いし、これからも一緒にお酒飲みに行ける仲でいたい」と言ってきました。彼は決して私が嫌いになったんじゃなくて、私の彼氏であることに嫌になって別れを切り出した訳で、彼なりに考えた結果だったのでしょう。私はそれを言われてその時は酷く傷つきました。初めから男としてしか見たことがない存在をこれから急に友達としてだなんて見れるはずがないと私は考えたからです。そして、彼にこれからは男友達としてしか見れないと言われまたもや私の心はズタズタ。だから私は、彼に迷惑を掛けたくはなかったし、大好きな彼のために連絡は閉ざし、交際を断つと決断するしかなかったのです。これを言うときどれほど辛かったことか。大好きな人間を相手の希望に添えないが故に永遠にさよならをするしかなかったのだから。

今日、日々冗談を言い合い、特に特別親しい関係にもなく、かといって仲が悪いわけではない男友達と連絡を取っていました。彼は4年交際していた彼女と別れた後もその彼女と友人として2人で共にしていました。そして、今日も彼女と夕飯を共にしていると言われ私はその仲睦まじさに温かい感情を抱いていました。すると、男友達から急に「どうしよう」と連絡が私に来たのです。それは、彼女と別れた後に彼女から来た連絡に対する感情でした。それは私が彼に言ったことと全く同じことを男友達に言ったのでした。

「やっぱり好きだから、もう連絡もとらないし、これからは会いません。」

女とは難しい生き物です。

しかし、私は彼女の考えが共感出来たため、男友達に理解してやってくれと言うしかなかった。私も同じ感情を抱いたところだったから。けじめのためにお願いするしかなかった。


コメント(0)




back next



-エムブロ-