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布団と枕とリモコンの話

俺は君らの下にある
僕は君の横にある
私は君の横にある

俺はあなたを心地よくするため
僕はあなたを落ち着かせるため
私はあなたを楽しませるために
ここにある

それは自らの意志ではなく
あなたがそうと決めたから

あなたが決めた処なら
何処だろうと文句は言わない

言えば全てを失うから

俺はあなたの思うがまま
僕はあなたの感じるまま
私はあなたの操るがまま
ここであなたを待つとしよう

鳥と兎と夜空の話


兎は思う
 星が素敵
鳥は思う
 闇が綺麗
 
兎は言う
 星だけならいいのに
鳥は言う
 闇だけならいいのに
 
二羽が揉める
 
夜空が言う
 うるさすぎて、夜をのんびり 楽しめない
 こうしよう
 週の半分を星だけに、週の半 分を闇だけに、残りの一日は 今まで通りに
 
二羽は頷く


それは交互にやってきた


一度目は外に出た
兎は言う
 闇は静かで恐ろしい
鳥は言う
 星は眩しく落ち着かない


二度目は家の中で
兎は思う
 星は眩しく騒がしすぎる
鳥は思う
 闇は暗くて静かすぎる

その日は二羽とも早めに眠った


三度目は明日の夜が楽しみでなかなか眠れなかった


次の夜は直ぐ外に出た
 
兎は言う
 星の中で漂う闇の静けが心地 いい
鳥は言う
 闇の中で瞬く星の騒ぎが心地 いい


二羽は夜空に向かい話をする
 どうか、騒がしすぎず静かす ぎない夜を


夜空はゆっくり頷き闇に星を散りばめる
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