話題:怖い話
私には妹がいる。
今日は、そんな私と妹が経験した話をしよう。
その日、私は夜中にラジオのチューニングを合わせるような音で目が覚めた。
眠たかった私は、妹が夜中のラジオ番組でも聞こうとチューニングを合わせているのだろうと思い、妹のいる方向に声をかけた。
『音五月蝿い。もう少し小さくして』
すると音が止んだ。
私は、これで安眠できると思い寝た。

次の日の朝、妹がお礼を言ってきた。
妹曰く、私が声をかけた時、妹はラジオなど聞いていなく、金縛りにかかっていて、妹の耳には、赤ちゃんの泣き声が聞こえていており、恐怖していたそうだ。だが、私が声をかけた途端、赤ちゃんの泣き声は消え失せ、金縛りも解けたそうだ。
つまり二人揃って怪現象に見舞われていたということだ。
まあ私の方はラジオのチューニングの音だったので、怖くはなかったが。
一方、妹はホントに怖かったらしく、赤ちゃんの泣き声がトラウマになったそうだ。