人格障害の種類(超簡略版)

話題:精神科
★Aグループ
遺伝的に統合失調症気質を持っていることが多く、自閉的で妄想を持ちやすく奇妙で風変わりな傾向があり、対人関係がうまくいかないことがあります。
ストレスが重大に関係することは少ないが対人関係のストレスに影響を受けます。

☆妄想性人格障害
他人に対して強い不信感と猜疑心をもつ

☆統合失調症質人格障害
人との付き合いや親密な対人関係がなく、また欲しいとも思わない

☆統合失調症型人格障害
極端に迷信深く、異常・突飛で奇妙な考え方をする

★Bグループ
感情的な混乱の激しい人格障害。演劇的で情緒的で移り気に見えることが多い。
ストレスにかなり弱い傾向。

☆反社会性人格障害
18歳以上で傷害・詐欺などの違法行為や無責任かつ非良心的な考え方や行動がある。犯罪を繰り返す傾向がある

☆境界性人格障害
神経症と統合失調症の境界。感情が不安定で対人評価が両極端。衝動性が強く、自傷行為などが多い

☆演技性人格障害
自分が注目の的にならないと楽しくない。芝居がかった言動が多く、暗示にかかりやすい

☆自己愛性人格障害
自分は美しい・立派だ・特別だと思い込んでいる

★Cグループ
不安や恐怖感が非常に強い人格障害です。周りに対する評価や視線などがストレスになる傾向がある。

☆回避性人格障害
人と付き合うのを避けたがる

☆依存性人格障害
人から世話になりたい・頼りたいと強く望む

☆強迫性人格障害
細目にこだわり、融通がきかず、極端な完全主義で金銭的にケチ
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人格障害


話題:精神科
★人格とは?
普段使う性格と同じような意味。
人格には『気質』と『性格』が含まれています。
『気質』は遺伝的な要素が強く『性格』は周りの環境や社会文化などに強い影響を受けるものです。

★人格障害とは?
その人の持っている人格が常道からはずれてしまっていて、社会生活に障害をきたすものを言います。
青年期や成人期早期に始まることが多く長期に渡ってその人格が安定していて苦痛を伴います。
この中でその障害が他の精神障害に原因がないものを一般的に人格障害といいます。
DSM(アメリカの精神医学の基準)では、個人の最近(1年間)又は、もっと長期に渡って持続する機能状態に特徴的な行動傾向や人格傾向のことである。これらの組み合わせのタイプは重大な社会的・職業的・主観的な苦痛をもたらすものとなっています。
機能障害とは『認知・感情・対人関係・衝動のコントロールの領域の2つ以上の領域に及ぶこと』などとなっています。
一般的な人格とは連続性(かけ離れたものではない)があります。
このことが、他の精神障害と異なる点です。

★人格障害の考え方・捉え方
正常と精神病の間。
病気とは無縁でむしろ正常からの偏位・逸脱
平均からの変異や逸脱(シュナイダー説)
その人格の異常性のため本人が悩むか社会を悩ませるか

病気ではないので、治す(平均に近づける)には本人の根気と努力が必要。

解離


話題:精神科
★解離とは?
体験と過去の記憶の照合。
他人でない自分がそれを体験しているという感覚。
その体験から受ける知覚、感情、そして自分の身体を支配している感覚。
以上の点の一部、又は全部が統合を失い、意識化されなかったり、感じなかったり、ないように感じたりする状態のこと。
ボーっとしたり記憶が一致しなかったり。
空想に耽っている。
何かにとり憑かれている状態。
このような体験は軽い解離といえる。
解離という仕組みは総ての人にとって正常な心の動き。特に多感な思春期には解離を体験することが多い。

☆病的解離(解離性障害)
心に大きな負担がかかることで、意識・記憶・知覚・同一性の統合が失われること。

☆解離性健忘
ある一定期間、自分がどこで何をしていたのかを忘れてしまうこと。
極めて強いストレスやトラウマにぶつかった時に記憶を失う。

☆解離性遁走
突然、職場・自宅から逃げ出してしまう。

☆解離性同一性障害(多重人格)
2つ以上の人格がある。記憶の共有がないことが多い。


☆離人症
自分の意識や自分の身体の現実感を失う離人感。
自分の周りのものを奇妙な異物として感じる非現実感。
《判断基準》
自分の心や身体から離れて、あたかも自分が外部の傍観者のように感じる。その間、客観的に下界を評価できる。

解離性人格障害を起こす人は虐待・性的虐待の経験者が多い。
解離は癖になることがある。

不安感が起きる要素

話題:精神科
1:血が足りないことによる精神不安定
日頃、きちんと食事を摂っていないなどの養生不足や、頭や目を酷使することが長時間続くと血虚という症状になります。

2:津液(水)不足
津液は身体の大事な潤いの成分を言います。
体質や、いつも12時過ぎに寝る・夜更かしが多いなどの津液を消耗する行為を長くすると身体に『ほてり』感が出てきます。
微熱が出る。手足が火照る。身体が火照る。
火照り感が出ている人で不安神経症の人は、この水が足りないことによって起こっていると思われます。

3:身体に悪い湿気が溜まってる
舌を鏡に映して舌苔をチェックしてみて、舌苔が沢山生えている人はこの『湿』が身体に溜まっている状態。
常に身体に重石がのってるような気分になり落ち込みやすい。
精神的に暗くしたり、身体が重くだるくしたり、吐き気・目眩などがある人は、この傾向がある。

4:五臓六腑の乱れ
徹夜をするような職業の人に多い。
耳鳴り・頻尿は『腎』が弱っている証拠。
できれば9時に寝るとよい。

5:心が弱っていると不眠が出てくる
寝付きが悪い・よく夢を見る・悪い夢を見て魘される。
心臓がドキドキする。息苦しい・動悸の症状も心に関係している。


★夜寝ないでストレスを溜めたり、過労したりすること
血を消耗する
津液を消耗する
腎を弱らせ精神維持のための大事な物質『精』を消耗する
心に負担をかけ弱らせる

★ストレスを溜めること
血を消耗する
精を消耗する
心に負担をかける

ショックなことが起こると心がビックリして負担をかけ、精をかなり消耗します。

不安神経症(パニック症候群・パニック発作)


話題:精神科

不安発作を繰り返すことを不安神経症といい、発作を起こすのではないかと不安になることを予期不安といいます。

《要因》
仕事での疲労
精神的ストレスなどが引き金になっていることがあり

《特徴》
女性に多くみられます。
時期は青・壮年期に多くみられる。

《症状》
動悸・胸の詰まった感じの苦しさ・息苦しさ・目眩・冷感・震え・手足の痺れ・頻尿・腹痛・下痢・吐き気・耳鳴り
などといった症状があり個人差があります。

《治療》
薬物治療法:安定剤・抗うつ剤
心理療法:カウンセリング
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