話題:今日見た夢
夢1つ目がわけわかめカオスで、少し切ない感じだった。どっちかにしてくれよ的な…。


夢2つ目は閑話休題の続き的な?朝倉は結局ゼノクで1泊。二階堂は翌日退院だと聞いて朝倉はホッとする。


…で、翌日の午後。鐡対策会議2日目。

「じゃ、今日も鐡対策会議始めるよ。意見はどしどし受け付けるからね」
いつもの長官のゆったりとしたスタートだ。

「今日は釵焔とリモートしているよ。色々聞いてみてね」
まさかの本部にいる釵焔とリモート。だから今日は会議室に大きなモニターがあったのか。


「長官、鐡の動向を見張っていますが今現在姿を眩ましています。異空間にいるかもしれません」
「異空間?」
「元々俺は禹螢の部下だった。本拠地は2つある。異空間の禹螢の本拠地と、首都圏のどこかにある地下要塞…」
「場所はわからないんだ?」

長官は次々聞いてる。釵焔は淡々と回答。
「異空間から直に行ってたので、地下要塞の場所は少しわかりかねます…が、怪しい場所はありますね」
「怪しい場所!?」
西澤がオーバーリアクション。


「『廃墟街』と『六道町』の地下ですよ。あそこはほとんど手が加えられていない、何かがあってもおかしくないはずです」
「廃墟街の地下か〜。めんどくさい場所が怪しいとは…。宇崎・小田原はどう思う?地下を調査するべきか?リスクはあるよ」

蔦沼から指名された宇崎はなんとなく答える。


「廃墟街の神社で筬羅とエンカウントしてますからねー。二階堂の怪我、大丈夫だったんですか?」
「義肢はダメージで損壊したが、肉体のケガは大したことなかったよ。一通り検査したけど、生命維持装置と補助装置異常なし。義眼もなんともなかったよ。彼女は今日退院だから今頃義足のリハビリしてるか、居住区に戻っているかだね」
「良かったぁ…」

宇崎は安心してる。二階堂は無事だったのか。義肢の損壊だけって。じゃあ義手と義足、新しい最新鋭のものに交換したのか。


宇崎は気を取り直した。
「長官、リスクが大きすぎますよ。禹螢と筬羅が調査の妨害するかもしれませんよ」
「…それはないと思う」

間に割って入って来たのは釵焔。


「あいつらは今や『鐡様』の腰巾着だ。鐡の操り人形化してる。だからあの2人も姿を見せないんだよ。鐡にくっついてるから」
「さ…釵焔…。よくまぁ調べたね…」
宇崎は少し引いてる。


「釵焔、お前に聞きたいことがある」
そう切り出したのは支部司令・小田原。

「お前は禹螢を裏切ってここに来たが、なぜこの組織を選んだんだ?なぜ協力する?」
「俺…『怪人』であることが嫌になりまして。正直人間になりたいんです。この能力(ちから)はなくなってもいい…。能力を使うならこの戦いに使いたい」
「釵焔のその望み、叶えてあげるよ。だからもっと敵の…古巣だったところの情報ちょうだいな」
蔦沼はラフに言ってる。小田原は長官の反応に「えぇ!?」…となってる。

「ちょ、長官いいんですか…!」
「いいのいいの。終わり良ければって言うだろ?鐡は手段を問わない男なのは学習したからね。だからこっちもやるのさ、同じ手をね」

蔦沼の声色が低くなった。本気だ…!


この後、会議は白熱し約1時間続いた。釵焔は実質組織のスパイのような存在だ。だから宇崎はそのままにしているんだろうね。


ようやく会議が終わり、朝倉達は解放された。


ゼノク・組織用休憩所。
「つっかれたーっ!」
朝倉は思いっきり伸びをしている。慣れない会議で肩が凝った模様。

整備班・工作班・解析班チーフは通常は会議に出ないので、各所のチーフ達は慣れてない。
束原が朝倉に飲み物を渡す。
「会議疲れましたね〜。はい、コーヒー。ホットですよね」
「つかっち、サンキュー。あれ、てっしーもいたの?ごめん気づかなかった」

朝倉はフランクにチーフ同士と会話しながらブレイクタイム。チーフ同士は仲がいい。
朝倉は束原を「つかっち」、勅使河原を「てっしー」と呼んでる模様。ちなみにこの勅使河原は支部の工作班チーフ兼戦闘隊員で、晴斗達本部隊員数名は京都にある西日本支部で勅使河原と顔を合わせてる。


しばらくすると二階堂がやってきた。まだぎこちないが、新しい義足で歩けてる。
「朝倉さん、ここにいたんですね」
「あ、ニカさん!」

に…ニカさん?二階堂はいきなり朝倉にニックネームで呼ばれたので戸惑いを見せる。


「あ、ごめん。いきなりすぎたよね。二階堂さん、退院したんだもんな〜。すごい歩けてるじゃん」

「まだぎこちないですよ…。私、決めたんです。戦うって。長官にも意思を伝えました。そしたら私用の戦闘兼用義手を用意するって。だから近々私…戦える身体になれそうです」
「やっぱりあの時派手にやられたのが悔しかったのか…」
「…はい。あの筬羅という女、倒したい…!私の一部(である義手義足)をなに食わぬ顔で壊したのが許せなくて…」

二階堂は泣きそう。左目が義眼なので涙は右目からしか出ないが、それでも悔しそう。二階堂のゼノク製義眼は高性能で目も見えるし自動フォーカスも出来るが、涙は出ない。


異空間。鐡はわざとゼルフェノアを泳がせていたらしい。異空間と地下要塞には大量の怪人がいるが、強化態もちらほらいる。

「おい、禹螢。この建物乗っ取ってもいいんだよなぁ?まずは日本掌握だ…」
「もちろんですとも、鐡様」
「禹螢、かしこまるなよ。お前そんなキャラじゃねぇだろ」

鐡一派がいる場所は元ホテルだった廃墟。廃墟と言っても新しめなのでわからない。
「日本掌握するにはどうするか?禹螢と筬羅はわからねぇだろ」


ゼルフェノアも動き出していた。釵焔の能力により、ホテル廃墟に鐡がいるらしいと判明する。


「いきなり敵陣に突っ込むのは危険だから、警察と連携することにした」
宇崎は本部で隊員達に伝えている。警察と連携って…昔のゼルフェノアはそのスタイルだった…!

御堂と彩音は急に思い出す。
「警察と連携って大丈夫なんですか!?」
「有能な刑事もいるから大丈夫だよ。うち出身の変わり種刑事もいるし」

それ、天下りになるのかなぁ?グレーじゃね?


鼎は海堂に電話で相談していた。鼎は不安を吐露し、話を聞いて貰う。

「また軽い発作が出たのね…。いい?紀柳院さんの残りの戦える回数は限られてるから、戦闘に突発的に出たら良くないわ…。『ここぞという時』に戦うのよ。その刀で」
「…わかりました」
「気を落とさないでね。司令から聞いたの。決戦の刻は迫っていると。もしかしたらゼルフェノアvs鐡一派の全面戦争になるかも…って」
「全面戦争…」


数日後。ゼノクにいる二階堂は戦闘兼用義手を使っていた。研究施設内にある数あるトレーニングルームの1つを使い、両腕の義手をそれぞれ展開してる。刃物と銃撃モードを試してる。

蔦沼は気軽に顔を出した。

「二階堂、戦闘センスあるね〜。こんな約2時間で戦闘モードを展開出来るとは。その義手は僕のものよりは若干調整を変えてるんだ。扱いやすいだろ?」
「はい」
二階堂は展開した義手を元に戻した。二階堂はだいぶ歩けていたが、不意にあることを漏らす。

「義足、片足だけでいいからなんとかなりませんか?戦闘モードに」
「義足はやったことないが…刃物展開なら出来るね、それだと。君はさらにアップデートを望むのか…」
「これも筬羅を倒すためです。お願いします」


意思が固いな…二階堂は。


彼女はファーストチーム時代と変わってない。見た目はえらい変わってしまったが、隊員時代でも戦闘は率先していた。
義肢になり、戦えない自分が嫌だったんだね…。

「二階堂、その義足ベースに戦闘兼用のものをこしらえるよ。…あ、ゼノクのハロウィンイベントは予定通りやるからね。もう本部と支部に伝えてあるから」
「そんなこと言ってる場合か!」

「ツッコミは昔から変わってないね…」


ゼノクには戦闘兼用義肢を製作する、義肢装具士を始めとする専用のチームがいる。長官が関わっている、重要なチーム。組織を縁の下から支えてる。
通常の義肢の製作もしており、役に立っている。


本部。ピリピリした空気に突如、長官の『ハロウィンイベント予定通りにやります』の連絡は調子が狂う。

「こんな時に長官は呑気だな…。本当にゼノクでイベントやるのか?」
宇崎は調子が狂ってる。長官のことなのでいつものことか。


支部でも同様の連絡が来たのでズッコケる形に。
「長官はこのピリピリムードを和らげたいのかもな…。イベントで」小田原が呟く。


3日後。ゼノクメイン施設では入居者とゼノク職員・職員兼隊員がハロウィンイベントの飾りを飾ってる。


全身ピンクの治療スーツとメタリックピンクのウィッグ・アイドル衣装のような姿の七美は二階堂に聞いていた。
ゼノク出身のアイドル的存在の『七美ちゃん』だ。七美ちゃんはゼノクスーツ姿が公式の『顔を一切出さない』異質な地下アイドルみたいな人。ネット配信から一部でカルト的人気に。


「柚希は来るって聞きました。他の人達とも交流したいですね。隊員さん達来ますかね?」
「七美ちゃん、来ると思いますよ。間違いなく囃さんは来るでしょうね、ファンだから」
「敵の情報がバンバン入って来るから、活動縮小してるんですよねー。今はゼノクが安全かも」

『七美ちゃん』活動時はゼノクスーツ姿が公式なので、素顔を知っている人は極端に少ない。

「ゼノクは以前襲撃されているからね」
「二階堂さん、ゼノクスーツあれから着なくなりましたよね」


「この長官設計の義手と義足、気に入ってるんです。カッコいいでしょ?ちなみにこの義手は両方とも戦闘モードになります〜ってね。今、義足片足も戦闘モード出来るようにしていますよ。右脚をね。戦闘兼用義足は調整中だって聞いたな」
「二階堂さん、何かあったんですか!?戦うって」

「色々あるのよ、隊員やっていると。私も倒さなければならない敵が出来たからさ」
「二階堂さん、ハロウィンイベントが先ですよ!だってもう明後日ですよ!?イベントくらい楽しみましょうよ〜」

「…そうだよね」



話が進展しすぎてる!対策会議→敵に動きあり→味方は警察と連携→ここで長官のハロウィンイベントが来るかのかと…。

ハロウィンイベント回は次かなぁ。閑話休題的な2…みたいので。
ゼノクでハロウィンイベントって時点でカオス。


地味〜に、鼎と二階堂が対照的になってんのがキツい…。

残りの戦える回数が数回の鼎と、義肢の一部を改造してまで因縁の敵を倒したい二階堂。
鼎さんは明らかに調子悪そうなのがな…。火傷のダメージと戦闘のダメージが蓄積されてるから、身体の限界が本当に近づいてきてるのかも。


味方が警察と連携→敵と全面戦争になるかものやつ、ヒロアカの影響かなぁ。
いきなり出てきた警察との連携。いきなりすぎる。


二階堂は七美と話すると少し口調が砕けます。二階堂は七美の素顔を知ってるが、七美が「七美ちゃん」で活動時は七美ちゃん呼びで対応している。

二階堂は柚希と七美が友人同士なのも知ってたり。
御堂の妹・柚希はゼノク隊員(今は本部に派遣されてる)・七美はネット配信をメインに活動と違うが、基本的にゼノク職員や隊員は本部や支部とは隊員の雰囲気がちょっと違う。


「七美ちゃん」のおかげで怪人による後遺症と、治療施設のゼノクの認知度がじわじわ上がっている…らしい。
この世界の世間では「ゼノク研究機関」は怪人による後遺症治療施設という、認識。