「あの人はすごく仕事熱心、人と関わりたいらしい。人間が好きなんでしょうね。そしてどうやらあなたは人間が嫌い。違いますか? 僕も同じ」
そういうあなたは私のことを怒っても嫌ってもいない、ということは分かった。そしてその通り私は人間が嫌い。

おなじですね、という言葉はへんな魔力があって危険。穂村弘さんもおなじようなことエッセイに書いてた。

秋と冬はあっという間にすぎていくなあ。ばたばたしてるなあ。仕事柄、秋がやってくるのを始まりに私も周りもしだいに追い詰められていく。それは別に嫌じゃない。この感じは本格ミステリに似ている。みすてりー書きたいなあ。さしせまった攻防をしたい、取り返しのつかないやり取りをしたい。


〈本が好き。大好き。〉
『R.O.D READ OR DIE』

なんだか数年ぶりにライトノベルを注文して買ってしまった!設定はとんでもなく良くて導入もとんでもなく良くてアニメのオープニングもとんでもなく良くてただ、文体が合わない。でもまだ一巻だし、二十年くらい前の話だし、しかたないか。

〈意思と存在。あとはただのデータ。〉
『serial experiments lain』

偶然知ってから忘れられなくて何回も動画を見てしまう。アニメではなくてゲームのほう。
90年代エモい。


〈こうやって今振り向きもせず慈しみ合う事自体危ないとは判ってても黙っている〉
東京事変『遭難』

冬が始まると聴きたくなる歌。


佐藤友哉・島本理生「消え残る」
『アイアムアヒーロー NOVEL』

夫婦合作してるやん!と読んだけどめちゃくちゃいいっすよこれ
ユヤタンが霞むほど島本さん全開なのと、アイアムアヒーロー尊重しつつ意外とミステリ仕立てになっていたところがよかったです。
それぞれの書く人物にユヤタンと島本さんが投影されてるとも取れる
シスターっていうのがいいよね……あと名前。


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