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私がこの街に越してきてから一ヶ月を過ぎた、至って普通に友人関係を築きつつあり転校の不安も拭えてきた。
そんなある日。
日常の異変に気付く。
誰かの視線を感じて振り返ったりするも、其処に誰も居なくて…疲れているのかとも思ったけれど。
けれど下着が一枚なくなっていたことに気付いた私は地元の警察に頼ることに、担当の名前は足立透という頼りなさそうな男。
けれど彼だって1人の刑事だ、事情を説明すると軽そうな対応を受け正直腹立たしい。
男性に下着の話なんて、一応恥ずかしいものだ。
いい加減な話のやり取りを交わした後、稲羽署を出て溜息を吐く。
運が悪いのだろうか、でも友人には恵まれた。
天然のような印象を持った鳴神君、彼や天城さんはとても親切で優しくて…転校初日から助けられた。