昔の話。

付き合ってた奴←が
誕生日の前日に
大好きなチーズケーキを食べたいと言った

明日ね！
と返すアタシに奴は

美味しいお祝いは
前日にやるもんだ！
と
だだをこねる。

仕方なく
材料を買い
狭いキッチンで
クッキーを砕き始めた

ギターの音と
クッキーを砕く音
なんとも
摩訶不思議なセッション

音がやんだら
奴が近くに来て
出来た!?
と聞く

(￣▽￣;)
な、訳ないでしょっ！

手伝う気ないなら
あっち行けー!!
と
蹴る。←

暴力反対！(｀◇´)ゞ
と
言いながら
又、
ギター弾く。

出来たチーズケーキを
綺麗に盛り付けて
はいよ！
と
目の前に出すと
奴は
いつも、ヤカマシイのに
その
チーズケーキをジーッと見つめて
ジーッと
ジーッと見つめて

『ありがとな』

あんたそんなに食べたかったんかい！(￣▽￣;)

一口食べたら
奴はクスっと笑い
思い切りアタシを抱き寄せて
『チーズケーキ記念日』
と
俵万智みたいな事を言った
あっ！奴の方が先か(笑)

して
押し倒す
して
又、アタシに蹴られる←

最後まで綺麗に食べて
『来年も作ってや？』

『気が向いたらね』
(-.-)y-~

して
又、押し倒す
して
又、蹴られる←
アタシの
髪の毛を
くしゃくしゃして
『俺、絶対に一番になるから！』

『へぇ〜』←

。
なんで
もっと優しく出来なかったかな(笑)

でも
奴はいつも
笑っててくれた
小さな事にも
感動して
感謝してくれた。

その日は
サイダーを気前良く飲ませてくれた(笑)

懐かしい
昔話。